生命力の強化と不妊鍼灸

「健康」である事とはを考える

「健康」であることとはどのようなことだと考えるでしょうか?

日本WHO協会によると

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
(日本WHO協会訳)

今回は身体的な健康というものを、不妊治療をしている時にはどのような状態が良いのかを考えてみたいと思います。

そあら鍼灸院の考える健康とは「生命力を強化」すること

大辞林で「生命力」の意味を調べてみると、
生命を維持していこうとする力とあります。

怪我をしたりや風邪をひいても、いずれ治っていくのは、生物には「健康な状態を一定のレベルで維持する」働きがあるからです。(恒常性の維持、ホメオスタシスといいます)

ケース1

例えば、冬に半袖一枚になって、100人で一斉に外に飛び出したとします。外に1時間居てもらいます。
すると後日、当然風邪を引く人が出てきます。しかし、全くへっちゃらな人もいます。

この差は何でしょうか。

それは生命力の高さです。
生命力は、「免疫力が高く」風邪そのものを引きにくくしたり、「自然治癒力が高く」、風邪をひいてしまっても早く治る状態。といえます。

したがって、病は患者さん自身が持っている生命力が治しているのです。これはヤジロベエ理論のときに出た例です。

ケース2

もう一つ例を出します。
不妊治療で訪れる患者さんのなかには「冷え」に悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

鍼を続けていると「冷えが改善されてきた」ということがよくあります。
よく体温が低いと免疫力が低く病気にかかりやすいといわれます。体温を一度上げると免疫力が5倍にもなるという本もヒットしました。
また「熱」というものは活動性があり、いわば生命エネルギーに満ちた状態です。
一方「冷え」という状態では活動性はありません。冷凍された状態では仮死状態です。

冷えが改善されてきたということは、生命力が高まってきているということです。
これらは生命力の強まりでヤジロベーの支点が高まった状態です。

生命力の強化をする治療

生命力の強化をする治療とは、生命が本来持っている「健康に生き抜く力」を高めることです。
生命力高い状態が健康的な身体のベースだからです。健康的な身体の先に妊娠のしやすさがあります。

不妊治療では、「身体づくり」が重要

くりかえし説明しますが、不妊治療では、「身体づくり」が重要です。身体づくりでは、この生命力を充実させることに重点を置いています。

生命力が充実してくると身体のベースができます。妊娠しやすい脈になってきているか、また下腹部の充実具合で、妊娠しやすい身体になってきたかを判断しています。

妊娠しやすい脈やお腹になるということは、東洋医学で妊娠(生命の根源)にかかわる気が充実しているのかです(この根源が上がっていることが、ヤジロベーの支点が上がったということ)。
それが充実してくれば、妊娠しやすい脈や下腹部の充実度合いとして現れる。また免疫力や自己治癒力の状態(=健康状態)として現れます。妊娠のしやすさと不妊鍼灸ページで説明しました、オレンジの円が大きくなることです。

継続して来院される患者様ほど、風邪を引きにくくなる、冷えが改善する傾向にあります。

これは健康に生き抜く力が強化されている状態で、妊娠しやすい身体づくりの土台ができてきた状態です。

健康とは生命力の強さであり、患者さまをみていると、生命力の高い状態ほど不妊治療でも結果が出やすいものだと感じます。

オレンジの円を大きくすることヤジロベーの支点を上げること身体づくり
当院の行う不妊不育鍼灸とは、治すものではなく高めるもの、取り戻すものです。

さいごに

決して妊娠がゴールではありません。そう考えると、不妊治療=生命力強化だけではありません。

以下に挙げた流産、二人目不妊、体の不調など、妊娠しやすい身体づくり以外にも積極的に生命力を強化するためヤジロベーの支点を上げた方がよいです。

不育症では何も検査で引っ掛からないのに、何回も流産を繰り返してしまい来院された患者さまがおります。案外このような方は少なくありません。
流産後は心も体もダメージが大きいものです。妊娠前からの準備が必要。

二人目不妊の方が多くいらっしゃいます。
出産後の体調がなかなか回復しない。そのため二人目を迎える身体の準備が整わない。

産後、不妊治療とは関係なく定期的に来院されている患者さまがいらっしゃいます。
鍼をして免疫力や抵抗力が上がって、健康的な生活を送るための身体のメンテナンスをしたい。

この生命力を強化することが、そあら鍼灸院の治療の特長です。

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