妊娠のしやすさと不妊鍼灸

妊娠のしやすさと不妊鍼灸についてご説明します。

不妊鍼灸を行うと、妊娠のしやすさにはどれ程度効果があるのでしょうか。
私の考える不妊鍼灸での妊娠のしやすさは、3つの円が重なった時の広さが広いほど妊娠しやすくなると考えます。

3つの円その1

当院で主にお手伝いできるのは、

身体づくりです。

三つの円の下にあるオレンジの円に当たります。

「西洋医学的な不妊症の原因の有無」は原因によって対応可能です。次に「卵巣年齢」について。卵子自体は若返りません。
しかし、まだ卵巣の中にある、質の良い卵子が排卵されることは可能です。

当院は質の良い卵子が排卵されることを目的としています。
よく「いい卵子が出てくるのを待つしかないね」と患者さまは言われたことがあるかもしれません。質の悪くなった卵子が良くなるということはなくても、元々自分の持っている質の良い卵子が排卵されれば、妊娠へと結びつきます。そのために、次のヤジロベー理論で書いてある、生命力を強化して身体づくりを行い生殖能力を高めることが治療の根幹です。
身体づくりは、良い卵子が排卵されることに通じます。

オレンジの円 – 身体づくりができれば、妊娠しやすくなる

そして妊娠しやすい身体づくりができると、オレンジの円が大きくなります。すると重なる部分が大きくなり、妊娠しやすくなります。

3つの円その2

青い円(西洋医学的原因の有無)について

西洋医学的な不妊症の原因を改善することでも、青い円が大きくなります。

ケース1

例えば頚管粘液があまり出なくてフーナーテストが不良だった場合。

Ⅰ.鍼灸治療で大きくする:鍼灸治療で頚管粘液が増えて、フーナーテストが優良になる
Ⅱ.ステップアップで大きくする:人工授精に進んで、フーナーテスト不良をクリアする

これは共に青い円が大きくなることと同じです。

3つの円その3

ケース2

卵管閉塞で自然妊娠を希望だとしても青い円は重なることができませんが(下記の図)、体外受精ということになれば大きく重なることになります。

3つの円その4

ケース3

まだ病院に行っていなくて、不妊症の検査をしたことがない場合、あくまで病院には行かずに自然妊娠を希望される場合は、オレンジの円を大きくすることになります。

例で示したように、青い円は病院での治療によっても大きくなることが可能です。鍼灸治療の場合オレンジの円と共に大きくすることが可能です。

緑の円(卵巣年齢)について

一方年齢も重要な要素です。

時間が経ってしまうほど妊娠しにくくなってしまいます。緑の円が小さくなっていきます。

3つの円その5

いくら原因がなく体が良い状態でも、例えば閉経後だとすると緑の円は重ならなくなってしまいます。

ケース4

年齢が同じでこのような症例もあります。

ⅰ.病院からは自然妊娠でまだ考えてよいと提案されている場合でも、とにかく早く欲しいということで体外受精を受けてらっしゃる方もおります。
※この場合は、青い円は大きくなるので、当院ではオレンジを大きくすることが主目的となります。

ⅱ.ステップアップして体外受精を受けていたが、休み周期に自然妊娠をして、病院からまだタイミングでいいのではと提案され、自然妊娠をされている方もおります。
※この場合は、青い円は変わらず、当院ではオレンジを大きくすることが主目的となります。

様々な例を出しました。
年齢が若くて自然妊娠が期待できても、早く欲しい方もおられます。病院で年齢だけの問題で即体外受精を勧められても、自然妊娠を希望される方もおられます。

患者さまそれぞれどのように考えていらっしゃるかは伺ってみないと分かりません。

あなたのこれまで行ってきた治療
妊娠を希望してからの期間
不妊の原因
年齢
いつまでに結果が出たらよいと思うか
今後の希望(自然妊娠希望なのかステップアップしたいのかしたくないのか体外受精なのか)

など。
患者さまは事情やお身体の状態など背景は様々です。お話しする際には、それらを総合して考えることが大切です。

患者さまと私たちの間で、気持ちの隔たりがないようにすることが良い治療の第一歩だと思います。

それを踏まえた上で、治療方針に掲げている
西洋医学的な所見を重視する
不妊カウンセラーとして適切な医療情報を提供する

ということが意味をなします。

そあら鍼灸院では、あなたの状態を把握するために初診時に問診の時間をお取りしてお話を伺います。
それは初心に限らず普段の治療の中でも、その時々のお考えを伺ったりして、隔たりが出ないよう微修正します。

これらを踏まえて、患者さまの西洋医学的な状態はどうか(青い円)、東洋医学的に診た身体づくりの状態はどうか(オレンジの円)、卵巣年齢はどうか(緑の円)、 総合的にみてどうなのかということが、妊娠のしやすさを把握するために必要です。

したがって病院の治療以外で妊娠のしやすさを高めるには、全ての身体の基本となる部分である、オレンジの円を上げることが重要だと考えます。

不妊不育鍼灸治療とは高めるもの、取り戻すもの

オレンジの円を大きくすることヤジロベーの支点を上げること=身体づくり
当院の行う不妊不育鍼灸とは、治すものではなく高めるもの、取り戻すものです。

まとめ

あなたと私たちの意識の共有

緑の円は小さくなっていく

青い円は病院での治療によって大きくも小さくもなる。鍼灸で大きくなるものがある。

オレンジの円は大きくできる

以上の事柄が重なって、妊娠しやすさというものが考えられます。

そあら鍼灸院が提供できる部分は、妊娠しやすい身体づくりを行い、意識の共有をしてオレンジの円を大きくすることです。

患者さまの希望や背景により様々な状況が考えられますが、ベースは身体の土台をしっかりさせることが基本となります(ヤジロベー理論)。

これをお読みになって少しでも身体づくりが必要かもしれないと思われた場合は一度相談ください。
一回の治療時間で全てをお話しできるものではありませんが、毎回の治療の時に少しずつお伝えできればと思います。
また、ご来院いただき、質問していただければと思います。

納得してから鍼灸治療も併用して受けることができれば、とても効果的だと思いますよ。

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